じっくり考えるリノベ

|リノベーションって?

 今日はリノベーションの意味について考えます。英語でリノベーションは|RENOVATION |と書きます。このスペルを分解すると下記の様になります。


同様の意味を持つ日本語としては”刷新”という言葉があります。
また類似の日本語として”革新”という言葉もありますが、刷新の方がよりしっくりきます。

その理由は後者は前例の無い新しいものが出来る事に対し、
前者は元々あったものの良くない部分を改善して新しいものが出来るという
意味がある事が大きいからです。

|元々の物があってこそのリノベーション。 ただし一筋縄では・・・


例えば、とある建築物があります。
この建築物は耐震上問題があり、このまま放って置くと地震で倒壊する危険性があります。しかし、建築物の部分部分を見て行くと元々は上質な材料を使用しており、設計上の問題で耐震性が発揮出来ていない事が分かりました。そこで耐震補強要素を加えた所、現在の耐震基準以上の耐震性を出せることとなりました。

という様に先ず問題が提起され次に問題の原因を突き止めてその改善案を出し実行し、結果元々よりも優れた性能を発揮するまでの一連の流れを普段からリノベーションと表現しています。まさしく冒頭の刷新という言葉が合致しますね。

現代においては色々な媒体でリノベーションという言葉が用いられ一人歩きしており、耳にする事は多くても具体的なイメージが湧き辛いのではないでしょうか?

上記の例からも分かる様に、リノベーションは一筋縄にはいかず、時間や労力さらには専門性が求められるという事ですね。
リノベーションは華やかなイメージよりも逆境に打ち勝つイメージが近い気がします。

|リノベーションのその先には・・・

タイトルに[じっくり考えるリノベ]とありますが、これは刷新する事について深く考える。という事であり、
リノベーションのギアを一段上げてより高い結果を出す事を意味しています。本当にその問題解決策は正しいのか反芻して熟考して答えを出す。さらにはリノベーションによって実現した効果がどの程度持続し、どの様に維持していくかまで考えを及ばせます。

そうする事で過去、現在、未来が一本に繋がり意味を持つ。そんな気がしています。

ちなみにこのタイトルは弊社の仕事に取り組む姿勢を表した標語でもございます。何事もじっくり考えて丁寧に向かい合いたいものですね。

rezotto staff .Md | design dept.

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